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末は博士かフリーターか

『7割は課長にさえなれません』城繁幸
に面白い記述があります。
一部アレンジして抜粋します。

中村博(30歳、大学院博士後期課程)

成績優秀で優等生の中村くんは大学院に進み、先日無事、博士号を取得した。
うらやむ派遣社員の友人に答えて言う。
「ぼく、はかせといってもただの任期付きの研究員だから、年収200万円の契約社員だよ。来年はどうなる事か、、、、」

大学院で博士号を取得しても、それだけで、助手や准教授になれるわけではない。
そこで多くは、任期付きの研究員として大学や研究機関で日々の糧を得ることんある。
これが、いわゆる「高学歴ワーキングプア」(Post-doctoral fellow)である。

だが、そのほとんどが任期付きの不安定雇用であり、年収300万未満にすぎない。
「高学歴ワーキングプア」とは彼らのこと
だ。


彼らが、普通の就職活動すると現実の厳しさを目にすることになる。

人事課長の言葉。
「考えても見てください。博士とは言え、社会人経験は実質一年目の新人ちゃんとおなじでしょ。
年収300万円、22歳新人の横で、(当社30歳基準で)年収550万円の30歳が同じ仕事を
していて、みんな納得できますか?」

厳しいですが、これが現実でしょう。
履歴書を送ってみたところで、「実務経験のない30歳は必要ない」とバッサリ。

大学に残ろうと思っても、生存競争は厳しい。
大学の教授はバリバリの終身雇用だからめったに空きポストは出ない。優秀な若者が活躍できる場がない、なかなか日本という国は難しいですね。

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